意外に勘違いが多い。ダイエットを考えるうえで間違ってはいけないこと。「痩せる」ってどういうこと?

痩せるということは?

突然ですが「やせる」って一体どういうことでしょうか?

結論から先にお伝えすると、

「やせる」とは「体内の肉がなくなることで体重が下がること。」だと私自身は考えています。

この「体内の肉」とは一般に言う「脂肪」と「筋肉」を指します。
「脂肪」には様々な定義がありますが、体重に関連する観点で言えば「内臓脂肪」と「皮下脂肪」に分類できます。
「筋肉」に関して言えば部位や機能など分けることはできますが、ひとくくりで「筋肉」でよいかと思います。

つまり「脂肪あるいは筋肉を減らすことで体重を下げること」≒「やせること」ということです。

サウナでやせた!は勘違い?
例えば、

・サウナに行って汗をたっぷり流したら体重が2キロやせた
・フルマラソン走ったら4キロやせた
・トイレから出たら1キロやせた

これらは体重は落ちてますが「やせた」とは言いません。
ただ単に体の中の水分が一時的に外に出たために体重が下がった現象にすぎません。
水分を摂れば体は機能を回復するために蓄えるので、体重は元に戻ります。

同じように脂肪や筋肉以外の部分、例えば骨や血液の量、内臓をはじめとする各臓器の重さは、人にはコントロールは不可能です。

外見や重さに関して唯一コントロールできる箇所が、脂肪と筋肉。です。

なので「脂肪あるいは筋肉を減らすことで体重を下げること」≒「やせること」ということです。

あえて運動したら太ります

世間一般的には「ダイエット」というとまず「筋トレ」、「ジョギング」といった運動を連想させます。

ですが運動は実は本気でやればやるほど大体まず太ります。

理由は簡単です。

普段運動してない人が体に負荷を与えたら、全身の筋肉がそれに応えようと栄養を吸収してしまうからです。

実際、筋肉繊維の本数が増えるわけでも、細胞の量が増えるわけでもありません。

単純に筋肉の繊維が太くなり、細胞が膨れるために筋肉自体の重さが増えるために太ります。

一度重くなった筋肉はその後の負荷(運動量)に応じて適応しようとしてその組成や強度を変えながら変化していくわけですが、まず最初は必ず太ります。

やせるプロセスに「運動はマスト」と諭す人が多いようですが、個人的にはただやせるだけであれば運動は全く不要。と思っています。

あえて運動なんかしなくても、人は結構体は動かしているので筋肉はなくなりませんw。
その辺は今後の投稿で詳しく説明していければと思います。

痩せるだけなら簡単

「脂肪あるいは筋肉を減らすことで体重を下げること」≒「やせること」

こう考えると実は痩せることってすごくシンプルで簡単なんです。

キツイ運動をする必要はないですし、怪しいサプリを飲む必要もありません。
「丸ごとやせちゃえ」っていう考え方です。

まずダイエットを実現したい。
と思ってる方は是非この考え方を取り入れてみてほしいです。

これが「やせること」≒「筋肉をつけて脂肪を落とす」って考えてしまうとなかなか痩せられませんし、筋肉も付けられなかったりします。

そして多くの人がイロイロ試した結果、挫折してしまうんです。

発想を逆にしてとりあえず痩せてみる→痩せるノウハウを習得してしまう→体重調整は思いのままになる→好きなタイミングで筋トレしたり目的に応じたスポーツを楽しむ。

みたいな道筋をたどるほうがはるかに難易度は下がります。

■まとめ
「脂肪あるいは筋肉を減らすことで体重を下げること」≒「やせること」
つまり、筋肉も脂肪も関係なく肉を落とすことを考えるくらいがちょうどいい。
っていうことです。これに尽きます。