【ステップワゴンスパーダ】ボンネットのキズ修理・補修に挑戦

先日の雪国の旅でボンネットに大きくキズを作ってしまいました。

原因はボディに積もった雪を取り除く際にできてしまった傷。

この雪払いの際にできるキズと、高速道路の融雪剤による下回りのサビメッキの劣化はまさに雪国あるあるなのです。

個人的にはあまり気にするタイプではなく、放置することが多いのですが、さすがに今回のは場所が目立ちすぎ。で、キズもまあまあ大きい。。。

※よく塗装面に別物質がのっかってるだけの場合もありますが、軽くコンパウンドで磨いてみたところ、明らかに塗装がはがれてることまでは確認が取れました。

ってことでどう修理するかを考え中笑。

選択肢とコスト・時間

こういうのって経験上焦って色々いじりすぎて余計にダメにしてしまうことがよくあります(よね)。

いい加減いい大人になったので今回は冷静に手順を考え行こうと思います笑。

まず選択肢とコストについて整理してます。

【1】プロにお願い

まず、プロ・専門業者にお願いする方法。

これはまあ当然と言えば当然なのですが、やはりプロにお願いするとキレイに仕上げてくれます。仕上がりも保証してくれるわけで失敗しても文句も言えますし。。

方法としては大きく、部分塗装とパーツ全体を塗装する方法になりそうです。

部分塗装

これは塗装がはがれた面だけを部分的に色塗りして周囲と同じ見え方に直す方法です。

部分的なキズや塗装のはがれであればこの方法が一般的です。

ただ調べてみるとこの方法の場合、キズのサイズによって価格が大きく変わってくるようです。

カーコンビニクラブのWEBサイトで簡易見積が調査できるので調べてみたところ。。。

やっぱりそれなりの金額になるようです。さらにサムネイルの画像にあるようにキズは大きく二つあって、、、

長さは短い方が30cmくらい、長い方は50cmくらいはあります。

聞いてみないとわかりませんが、それなりに金額はかかりそうです。

パーツ全塗装

ということで、もし部分塗装で10万円近くかかってしまうのであれば、いっそのことパーツ全体を塗装してしまう。

という選択肢もありなのかなと思ってます。

キズの大きさだけ見るとかなり大き目なのでパーツ全体を塗装してしまってもそれほど費用は変わらない印象です。

選ぶ業者さんによりますが、ざっくり10万円くらいは用意しとかないとという程度かと思います。

 

いずれにしてもプロにお願いするという選択肢の場合、仕上がりはある程度約束されるものの、金額的にはまあまあ持っていかれる覚悟が必要です。

繰り返しになりますが、個人的には車は乗れば劣化はするもので(洗車や掃除は怠らずやってはいるものの)いちいち細かいキズを神経質に直すようなタイプではありません。

とはいえ今回は程度がひどすぎるので、なんかしないとなあという問題意識から調べてる感じです。

あと、よくある話として、仮にプロにお願いしても微妙に他のパーツと色や風合いが変わってしまったり、色はあってるけど目立ってピカピカに仕上がってしまって違和感が出たりとか、必ずしもプロの塗装が完璧なソリューション。とは言い切れない部分もあります。

加えてウチの車はそうですが、ガードコスメというガラスコーティングをしているので、修理後はそれと同等のコーティングをしてあげないといけなく、別途費用が必要になります。

そんなことを考えると、細かくリクエストを聞いてくれるプロっているもんかなとか、、ちょっと考えてしまいます。

 

【2】自分でやる

ということで、自分で修理する。っていう選択肢もあって、その方法もいくつかあります。

磨いて消す

まず磨いて消す方法。これはキズの程度が軽症の場合有効です。

例えば軽い傷や、塗料の上に汚れがのっかてしまってる様なキズ。要は塗装の下地が見えてない状態の場合は研磨剤で汚れを取り除く深さまで削り取ることでキズを除去することが可能です。

この場合、塗装を上塗りする必要がなく、作業自体は簡単ですが、磨きすぎると削った部分は塗装面が薄くなり、塗装がはげやすくなるというデメリットがあります。

よくカーショップである「鏡面仕上げ~」みたいなサービスがありますが、塗装せずに鏡面仕上げ加工をする場合って、コンパウンドで塗装面を全体的に削ってボディの細かいキズを全部除去することになります。

その時はツルツルできれいになりますが、私も過去これを利用した経験があるのですが、やはりボディの劣化が早くなって、10年ものらないうちに塗装がはげてしまったりします。もちろん色や技術者の腕、後乗せするコーティングの素材の質など複合的な要因もありますが、要は余計なことをやりすぎると後で痛い目にあう可能性が増えてしまいます。

その辺は要注意です。

スプレー塗装

二つ目の方法としてはスプレー塗装。

風合いをよくするためにはスプレー塗装が最も有効なように思います。

刷毛塗りと比較しても段差が目立ちにくい、重ね塗りがしやすい、液だれしにくいといったメリットがあります。

あと最近はただのスプレーだけではなく、タッチペンを使った少量のペイントもスプレーで吹き付けることが簡単にできるようになってきたので有効な選択肢になりえます。

ただ一方で、マスキングをかなり広範囲で実施する必要がああったり、仮に丁寧に吹き付けられたとしても磨きの行程は必要になること等あるので、今回の様な線キズの場合一長一短な部分が残ってしまいます。

この辺はじっくりよく考えたいと思います。

タッチペン

そしてもう一つ、タッチペンによる塗装。

線キズの場合最も一般的な塗装方法として、タッチペンを使った塗装が挙げられます。

程度や仕上がりに対するこだわりの程度で、「ただ塗るだけ」という方法から「下地作り→脱脂→ペイント→磨き→コーティング」というフル工程の対処まで自由に選べるところが支持される理由かと思います。

ただタッチペンの場合、塗装直後は塗った場所が極端に盛り上がるのでキレイに仕上げたい場合、それをならす工程が必要になります。ならしすぎると元の塗装を削りすぎてしまうリスクがあったり、一長一短です。

この辺はしっかり考えて実施する必要があります。

 

以上が選択肢ということになりますが、繰り返しになります。

状態チェック

まず一回コンパウンドで磨いてみました。

このコンパウンドは「細目」「中目」「極細」三段階そろっていて、使い方としてはまず「極細」から使っていきます。もし「極細」だけで対応できるのであればそれでよし。となります。

極細では改善されない場合は「中目」→「細目」と番手を上げていく使い方をします。当然「細目」まで使って磨いた場合は「中目」→「極細」と番手を下げながら仕上げます。

今回はキズが除去できるかどうかのチェックだけだったので、極細のみ使用しました。

結論、幾分線は細くなったものの、やはり塗装面がはがれているようで、何かしらペイントは必要そうです。

今回はタッチペンを使ってやってみようということになりました。

費用を極力おさえたい、失敗リスクが極力低い方法ということで選びましたが、そもそも「自分でやってみたい」気持ちの方が先行してるので、プロにお願いする選択肢はありません。。。

もし、失敗したらプロにお願いしようというという計画です。

手順(作戦)

ということで、タッチペンを使って自分でペイントしてみることにしたのですが、作業中にてんぱるのが嫌なので、手順を整理して必要な道具をちゃんと揃えたいと思います。

【手順1】バリ・ごみを除去

サンドペーパーでキズ周辺のバリやごみ、ほこりを除去します。

#1000番くらいのサンドペーパーがよいようです。余計な部分にキズを付けないように慎重に磨く必要があります。

【手順2】脱脂

シリコンオフスプレーを使って脱脂します。これは拭き取れるゴミや油分を取り去る行程になります。

使用するクロス(布)はキレイなものにしておかないと余計なキズがついてしまうので注意です。

【手順3】マスキング

イント前のマスキング行程です。広くとりすぎるとマスキングの意味がなくなるし、狭すぎるとペイントがのりません。

あと今回は正確な直線ではないので切り貼りが複数回必要です。ペイント後の磨き作業工程でもこのマスキングが働いてくれるので接着や厚みの部分で丁寧な作業が必要になります。

ちなみにテープの質も以外に重要です。3M製が圧倒的におすすめです。

【手順4】ペイント

今はタッチペンにオプションを付けることで簡単に部分的なスプレー塗装ができるようですが、あえてタッチペンで挑むことにしました。理由は3つ。

・単純にコストと手間がかかること。

・フロントガラスや塗装箇所以外にペイント粒子が飛び散るリスクがあること。

・どうペイントしたとしても磨き行程が必要で、その工程の程度で仕上がりが決まってくること。

ということでタッチペン単体で行こうと思います。

ペイントはキズの深さに応じて重ね塗りをする必要もあります。この辺はしっかりやっておく必要があります。

今回はメーカー純正のタッチペンを利用してみようと思います。

【手順5】磨き

・#1000くらいの耐水サンドペーパーで磨く(バリとり)

・コンパウンド(粗め)で磨く

・コンパウンド(仕上げ)で磨く

・液体コンパウンドで磨く

こういう行程になります。

ポイントはいかにペイントしてない箇所に余計な傷を付けないか。この一点に尽きます。

方法としては、サンドペーパーによる磨きの際にペイント箇所の両側にマスキングテープを厚めに貼って、その上から磨くことで余分な高さを削り取る方法になります。

その後、コンパウンドで磨く時点では高さを揃った状態で磨いていくことになります。

このあたりが作業の肝になりそうです。

【手順6】コーティング

コーティングのメンテナンス剤をのせます。

理論上はコレで同じ構成になるのでしょうが、健康なベースと新しく塗装した箇所がちゃんとなじんでるかどうかで風合いが変わってくるはずです。その辺は正直やってみないと分かりません。。。

GUARD COSMEのメンテナンスキットがあるので、それをうまく使ってみようと思います。

ただホームページを見る限り、このメンテナンスキットは「コーティングをのせる溶剤」ではなく、「コーティングの効果が落ちてきた場合のクリーナー」という位置づけのようです。

磨いてガラスコーティングがはがれてしまった場所を補修する効果はなさそうなので、その影響は覚悟しないといけません。

※メーカーページより引用

 

まとめ

以上の行程で補修作業に取り掛かりたいと思います。

手順は整理できたのであとはペイントなど必要な道具を取り寄せます。

コンパウンドやサンドペーパー、スポンジなどは既に手元にあるので、今回はタッチペンのみの購入となります。

作業結果は乞うご期待。