ステップワゴン・スパーダ(RP3)に【ルミクールSD】を貼ってみた!キレイに貼るのコツは「準備」がすべて。

我が家の愛車ステップワゴンスパーダ。

この車はガラスの面積が広く、特にリアビューはほかのミニバンと比較しても枠がないのでガラスの主張が強いデザインになっています。
それはそれでいいのですが、晴れた日は中の様子がスケスケに見えてしまいます。

夜は夜で後部座席でモニターをつけると何が映されているかまで丸見えです。

室内灯を明るくしたいのですが、何となくプライバシーがない感じがして気が引けてしまいます。見た目にも格好悪いので、やはりスモークフィルムを貼ることにしました。

ちなみにフィルムの素材、仕様については以下の通りです。

・素材:ルミクールSD(ハードスモーク)

・仕様:カット済みフィルム、小さ目

これ↓を購入しました。

自分で挑戦

ウインドウフィルムといえば失敗リスクが高く、やはりプロの業者にお願いするのが一般的かと思うのですが、いろいろ検討した結果自分で挑戦してみることにしました。

理由は以下の通り。

安く上げられる

まず価格面。プロにお願いすると最低でも3万円、品質や技術を売りにしている業者だと5万以上かかってしうところもあります。

一方で自分でやるとなると、千円台~1万数千円までの選択肢から選ぶことが出来ます。

いずれにしてもプロにお願いするよりはるかに安価にできます。これが第一の理由です。

カット済の商品が入手できる

もう一つの理由はカットの手間を省けること。

最近フィルムを販売している業者の中には車種に合わせてカット済みのフィルムを納品してくれる商品があります。

過去にフィルム貼りに挑戦したことがあるのですが、一番手間なのはフィルムのカットと成型なんですよね。

納品されたものをそのまま貼ることが出来れば作業負荷も失敗リスクも大きく軽減できると期待しています。

さらに「素人向け」に実際にプロが施工するサイズよりも数ミリ小さめにカットすることで、窓枠へのフィルムの入れ込み工程をなくすような商品も提供してくれます。

プロ仕様のフィルムが入手できる

フィルム貼り失敗の理由の一つに「薄くて弱い、伸びやすい、折れやすい」といったフィルム自体の問題もあります。

自力でフィルム貼りに挑戦する人には厚めのフィルムを推奨する情報がいろんなところで紹介されています。

あとは市販のフィルムは経年劣化が心配なので、やはりプロに一番人気のフィルムを選ぶことにしました。

勝手な想像ですが、プロの専門業者が積極的にアピールしているフィルムは貼りやすくて長持ちして、クレームになりにくい商品なのではないかなということで、管理人が選んだのは、、

・ルミクールSD

これの分割貼りにしました。

準備がすべて

作業が終わってみてこの投稿を書いてますが、やはり「準備がすべて」だなと。。

フィルムの選定は上に書いた通りですが、それ以外に道具、環境、情報など以外に準備が必要です。

フィルム貼りの作業は一発勝負。やり直し気がききません。。また、接着作業なので時間との戦いになります。ちょっと接着面が乾いてしまったり、ちょっとホコリが入ってしまったりするだけで仕上がりが大きく変わってきます。

特に初心者こそいい道具といい環境は絶対に備えておく必要があります。

道具の準備

失敗リスクを最小限にするために必要な道具を以下の通りまとめました。

噴霧器(霧吹き)

作業の際、中性洗剤入りの水を噴霧する際に必要な霧吹き。

一見なんでも良いように見えますが、プロが施工する動画を見ているとやはり一度に大量の水溶液が噴霧できるパワフルなものを使っています。

ネット上ではスターターキットのような霧吹きも販売されてますが、やはり大量に確実に吹き出せるものを選ぶのが良いように思います。途中で液切れして補充なんていう事態になったらその時点で失敗です。

最低でも500mlの容量は確保したほうが良いと思います。

ヘラ

最終的な水抜きの段階ではプラスチックのヘラを使います。

キッチンペーパー(不織布)を巻き付けて使ったりするので、Y型の形状のものが使いやすいと思います。

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また、私は使いませんでしたが、初心者向けにはゴム面とプラスチック面があるような商品が人気のようです。

ゴムヘラ

特に窓を掃除するときに使います。

掃除の過程で窓についたゴミやホコリを確実に取り除くための道具になるので、比較的硬めで、隙間のない形状のゴムヘラが必要になります。

個人的には窓拭き用のスキージーが便利でした。

専門業者の方はこういう商品を使ってる動画を多く見かけます。私も購入して使ってみましたがイマイチ使いにくかったという感想です。

「水がしっかり切れない」という理由でしたが、今思えばそこそこ水が残る分逆に貼りやすくなるのかもしれません。。

掃除の過程でしっかり水を切りすぎると、後から水をたっぷり噴霧する必要があるので。。。

キッチンペーパー

水切りの際にスキージーに巻き付けて使います。ケチケチ使ってられないので2ロールくらいは用意しておいたほうが良いかもしれません。

養生マスカー

作業中は水をかけまくるので、内装が濡れないように養生する必要があります。養生テープ+ビニール。という方法もありますが、養生マスカーという便利なものがあるので作業効率は上げられます。

私の車は55mm幅で十分でした。

新聞紙

室内の養生をしても最終的に余分な水は下に落ちます。その受け皿として新聞紙をマスカーの下にセットします。ない場合はキッチンペーパーでも代用は可能です。

プラダン

フィルムの貼り方にはいろいろありますが、プラダンに張り付けてフィルムをはがすやり方が一番ホコリ対策に効果がありそうです。

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作業環境も重要

フィルム貼りの準備の中では作業環境も重要です。

注意するべきところは以下の点かと。。

風の強い日を避ける

風の強い日に屋外での施工は極力避けるのが望ましいかと思います。

作業中にホコリが入ってしまうリスクが上がりますし、フィルムが折れ曲がってしまう可能性があります。

「フィルムの折れ」は作業中は全く気になりませんが、貼ってからとてもよく目立ちます。

事前に室内を掃除

これもホコリ対策ですが余分なホコリは作業前に全部出しておいたいところです。

フロア、シートの掃除。前席の窓掃除などをしっかりして喚起しておくとホコリ混入のリスクを下げられます。

静電気が発生しにくい環境を

これもホコリ対策です。

ホコリ混入のリスクについては、フィルム側はフィルムをはがして接着面が露出した時点で発生します。

この時フィルムに静電気が帯電していると一気にホコリを吸い寄せます。それはそれは見事に。。

水溶液を噴霧しながら慎重にはがせば放電されるので大丈夫とはいえ、衣類や車内で余計な静電気が出ないように対策をとるのが賢明です。

それと衣類は極力ポリエステルやアクリルなどの化繊の着用は控えることや室内を乾燥させないことで人やフィルムに帯電しにくい環境を整えてあげましょう。

情報

ここでは詳細は割愛しますが、事前にyoutubeやプロの業者、フィルムメーカーの情報を収集しておいて手順は入念にチェックしておきましょう。

特に初めての人は段取りが頭に入ってないので(例えばフィルムがくっついてしまうとか)一回トラブルがあっただけで修復はかなり困難になります。

実際にやってみた

ということで実際にフィルムを貼ってみました。

順番はリア小窓左右→リア中→リア大→後部座席左右

貼る順番は難易度の低い順。ということでリア小窓左右→リア中央→後部座席左右。
※内張りははがさずに作業しました。

まず養生

リア小窓、リア中、リア大窓までまとめて養生しました。
この車はトランクスペースが広いのでスペース中央にビニールシートとプラバンを置いて完全に締め切った状態で作業しました。

こんな感じで。。

で申し訳ありませんがこの後の写真は余裕がなさ過ぎてとれてません。。。ごめんなさい。。。

リア小窓

一番簡単な場所ということでここから始めました。

面積が小さく、フィルムを入れ込む隙間も十分にあります。

とにかくたくさん水を噴霧すること。ガラスとフィルムの間に水があればあるほど後から位置決めが楽になります。

それを少しずつヘラを使って水を抜いていくと固定されます。

この水抜きを均等に丁寧にやることで仕上がりがだいぶ変わってきます。

フィルムは一度固定されれば時間をかけて水が抜けて接着が固まっていくわけですが、そのとき気泡が残ったままにしておくと水分が蒸発した後もフィルムとガラスの間に空気の層が残ってしまいます。

また焦って強めに水抜きをしようとするとフィルム自体に傷をつけてしまうことになります。

この加減が個人的には重要と思ってます。

リア

スパーダのリアガラスは二枚に分かれていています。

さらに私が注文した商品は小さい窓がに分割、大きい窓が3分割で貼るいわゆる「分割貼り」の商品になります。

リアガラスは湾曲しているので、事前にフィルムを熱で成型して貼る手法が専門業者では主流なわけですが、それができない素人向けに分割して貼ってくださいね。という商品です。

フィルム自体も小さく分割されてい売るので実際に貼りやすいわけですが、やはり成型されていない分厳密に湾曲に対応しているわけではないので多少の重なりが出てしまいます。

セオリーとして「下から順に。」とか「上から順に。」とか所説あるようですが、カット製品の場合は電熱線に沿って貼ることが出来るようになっているので、先に真ん中から貼ると上下(スパーダの場合左右)のフィルムのばらつきが抑制できます。

あと事前にドライブレコーダー用の穴を空けておきました。これがなかなか面倒な作業です。先に室内で実施しておくと失敗リスクが減らせると思います。

後部座席

最後に後部座席。

ここは面積が広いのでとにかくフィルムを折らないこと、フィルムをくっつけてしまわないことを最優先で作業しましょう。

自分でカットする場合は特に最下部はきれいに仕上げておかないといけないので内張りを外して丁寧に作業する必要があります。

ですが、カット済みの商品は素人の負担が最小限になるようにカットされているので、その必要がありません。

一番最初の位置決めの段階で、最上部10センチを左右のバランスよく固定することが出来れば問題なく対応できます。

後部座席ガラスの一番のポイントかと思います。

 

まとめ

ウインドウフィルムはカット済みの商品が流通したことや、ノウハウが流通したことで、個人でもかなり仕上よく作業ができるようになりました。

細かい箇所はプロに比べれば比較のしようもありませんが、少しDIY好きの人であれば、自分で貼って自分で乗る分には全く問題ありません。

とはいえ、フィルム貼りの作業は一度の失敗が致命的な仕上がりにつながりかねません。

業者よりは安く仕上げることが出来るとはいえ、カット済みの高級フィルムはまあまあの価格がします。

チャレンジする方はぜひ準備万端での作業するようにしましょう。