ダイエットにあるあるのはなし。。。
- ダイエットするためにジムに通い始めた
- 有酸素運動が脂肪を燃焼しやすいのでジョギングで痩せるつもり
- 筋肉体質は脂肪燃焼効果があるので筋トレで痩せる
よくこんな話を耳にします。
非常に前向きで、理にかなっててガンガン痩せそうなイメージが伝わってきます。
ですが、以外にもこういうアプローチで痩せる人って少ないんですよね。
その理由について少し書いてみたいと思います。
体重の変動は摂取カロリーと消費カロリーのバランス
まず誰でも知ってる通り、「体重の変動は摂取カロリーと消費カロリーのバランス」で成り立ってます。
摂取したカロリーが消費を上回っていれば太りますし、その逆であれば痩せます。
「ダイエットー≒運動」という考え方は間違ってはいませんが、「摂取と消費」という両輪で見れば片側だけなんです。
いくら頑張って運動してもそれ以上に食べていれば太りますし、運動量が少なくても食べてなければ体重は落ちます。
これがダイエットの大大大前提なんです。
1キロの脂肪燃焼に必要なカロリーは7000Kcal以上
そこで1キロの脂肪燃焼に必要なカロリーですが、ざっくり7,000キロカロリーといわれています。
5キロ痩せたい人は35,000Kcal分「食べた量より動く」か「動いた量より食べる量をおさえる」かする必要がわるわけです。
消費カロリーで稼ぐのは大変
で、この7,000Kcalを消費するための「運動量」をいくつか挙げてみました。
・ランニングだと約15時間
・徒歩→70時間(散歩)
・バスケ→32時間程度
・ゴルフ→10ラウンド程度(歩いた場合)
・バドミントン→15時間程度
・水泳→14時間程度
これマジ大変です。
※各スポーツの消費カロリーは個人的な調査結果に基づきます。
よほどの根性がなければ意図的に運動でこれだけのカロリーコントロールすることは困難です。
普通の社会人であれば尚のこと、自分以外の都合で時間が拘束されることも珍しくありませんので予定通りにトレーニングすることも難しいですし。
またトレーニングは、例えば風邪や体調不良等があるときにムリに追い込んでしまうとさらに事態を悪くしてしまうリスクもあります。
ケガもしやすくなり、後々のトレーニング計画に影響を与えてしまいます。
運動によるカロリー消費って計画が立てにくいし、なかなか計画通りにいかないのが現実です。
摂取カロリーは誰にでもコントロールできる
これと比べると摂取するカロリーで7000キロカロリー削減しようとすると、、
・牛丼10杯
くらいの量になります。
多いか少ないかピンと来ませんよね。
もっとわかりやすく言うと、人には基礎代謝というものがあって「生命を維持するために絶対必要なエネルギー量」というのがあります。
成人男性で大体1,600Kcalから1,800Kcal。
これで見ると、約4日間絶食すると脂肪1キロ分のカロリーが消費されることになります。
もちろん現実的には絶食すると痩せる以外にも体の様々な機能に悪い影響が出るのでやるべきではありません。
ここで言いたいことは「人はもともと何もしなければ痩せるように出来ている」っていうことです。
それに現実的には歩くことも含めて運動を全くしないということはありえないので、基礎代謝以外のカロリー摂取があると太ってしまうということもありません。
生活スタイルにもよりますが、基礎代謝+500Kcalとか1,000Kcalとか摂取して運動しなくても太るとは限りません。
摂取カロリーのコントロールは運動によるカロリー消費よりも遥に容易です。
実際口に入れた量は測れますし、摂取しすぎてると思えば食べるのをやめればいいだけなので簡単です。
まとめ
・ダイエットは「食べる量」をコントロールするところから始めるべし
・運動は大いに結構だが、運動で痩せた分はご褒美程度に位置付けるべし
・結局体重が落ちない人は食べ過ぎてるわけで、決して運動不足ではない。と思うべし