ダイエットは継続が重要!
それは誰もがわかってることです。
「継続するためのダイエット」の方法として「まず引き算から始める」事をお勧めします。
引き算とは言葉の意味通り「減らしていく」ことです。
ダイエットがうまくいかないほとんどの人がやることは大体こんな感じです。
・ジムに通い始める
・ジョギングを始める
・〇〇ダイエットを始める
・サプリメントを始める
・(ダイエットによいとされる)器具を買う
などなど。。
だいたい「何か新しいことを」始めようとします。
個人差はありますがそれぞれ効果があるとされていて、ダイエットには良いとされるものばかりです。
「今までしてないことで効果があるものを始めれば、何か良い未来が待ってる!」
みたいな思いから「新しいことを始める」みたいです。
ですが、「やせること」を一番の目的と考えた場合、私の経験上はっきり言ってほとんど効果は感じられません。
厳密にいえば体の中では効果は出ていても、「体重が大きく下がった」とか「体形が激変した」とか実感することは難しいと思います。
何故やせないのか?
その理由をまとめてみました。
運動は体を作るもの
「まず運動してやせよう」と考えている人は、まず運動自体が痩せる行為ではなく「体を作る行為」だということを気に留める事をお勧めします。
普段してなかった新しい負荷を体に与えると体は自動的にその不可に耐えられるように筋肉や腱、骨などが強くなろうと再生を始めます。
その時点で組織が大きくなって重くなるので体重はむしろ増えます。
一方で、運動によってやせる仕組みは運動の負荷にあるのではなく、まずエネルギーの消費にあります。
人のエネルギーの消費はまず筋肉にあるものから使われ、その後血液、肝臓にあるものが動員されます。
それらのエネルギーが消費したところで血液や脂肪にあるエネルギーが分解されて使われます。
※この辺は専門の情報は山ほどあるので割愛します。
逆もしかりで、エネルギーの消費に運動という負荷が必要とは限りません。
つまり、運動することで体重を落とすには「体をしっかり作って」、「体内が脂肪が燃やしやすい状態を作って」、「継続的に」取り組んでいかないと効果は出てきません。
効果が出るまでの期間も週に2,3回のトレーニング程度では早くても1ヵ月くらいはかかるモノです。
正直な話、この体ができるまでの期間は「筋肉量を増やしてやせる効率を上げる」という取り組みは期待しないくらいの気持ちで取り組む必要があるのです。
すべてに共通してること
今運動を例に挙げましたが、上にあげた内容すべてに共通することは、何か新しいことを始めようとすること。
つまり「結局は足し算してる」ということです。
体重を「減らす」ことが目的なのに体に刺激なりモノなり新しいものを取り込むと、当然一度は体はその環境に適応するために作り替えようとします。
そして結果太る、もしくは体重を維持する方向に変化させようとします。
「太りにくくなる効果があるサプリメント」はその最たるもので、利用を止めたら元に戻るだけなので一生飲み続ける覚悟がない限り、もしくはリバウンドしても構わない人でない限りは絶対に手を付けてはならない禁じ手に他なりません。「なんでもいいから痩せてみたい」という人は大いに結構ですが。。。
引き算で考えるとは
では「まず引き算で始める」とはどういうことか?
それは単純に「食べる量を減らす。」ということです。
単純な答えですがこれが一番のダイエットの(効果を感じられる)近道です。
今より太ることはない
まず第一に今より食べる量を減らせば太る量が減るか、痩せることができます。
それで太るのであれば体のどこかに異常があるということになります。そもそもダイエットどころではありません。
管理、コントロールできる
「食べる」とは自分の手で食べ物を口の中に運ぶ行為です。
なので、自分が食べたものの内容や量はすべて把握することができます。
同時に栄養を管理したり、量を制限したりすることもできます。
極論で言えば「何も口にしない」という断食行為も自由にできるわけです。
これが足し算の発想の中ではなかなか思い通りに行きません。
天気やケガ、疲労、社会的な理由などで思い通りのトレーニングメニューが消化できなかったり、サプリや器具がその場にないのが理由で取り組めなかったりとか、なにかを「する」という行為は環境だけではなく、意思やモチベーションがないとなかなか継続しません。
効果が大きい
実は「食べる量を減らす」事によるダイエット効果は一番実感しやすいのです。
詳しくは別の機会に投稿したいと思いますが、少なくとも運動による効果と、食事コントロールによる効果を比較した場合、圧倒的に楽に確実に効果が実感できることです。
食事によるカロリー制限と、運動によるカロリーの消費を比較すれば一目瞭然です。
※追記
関連する記事を書いてみました。
ダイエットにあるあるのはなし。。。 ダイエットするためにジムに通い始めた 有酸素運動が脂肪を燃焼しやすいのでジョギングで痩せるつもり 筋肉体質は脂肪燃焼効果があるので筋トレで痩せる よくこんな話を耳にします。 […]
まとめ
「ダイエットは引き算から」という記事を書いてみましたが、トレーニングがダメ、とか、サプリがダメ。ということではありません。ただ、
・食事はコントロールできるのでまず減らしましょう
・運動は効果に時間がかかるので気長にやりましょう
・やみくもになんでも取り組むのではなく、施策ひとつひとつにどれだけの効果が期待できるか理解してから取り組みましょう
・そう考えた場合、引き算から取り組むのが近道です。
このようなことが伝わればなと思います。